ひざコラム

【医師執筆】自宅でできるひざの痛みの対処法② ひざの腫れが落ち着いている時

前回はひざが腫れて熱をもっている場合の対処法でしたが、今回は腫れが比較的おさまっている場合の対処法です。長く歩かなければ痛くない、階段以外は大丈夫といった場合です。滑膜の炎症はあるが、強くない状態です。こういう時の対処法は膝を温めることです。そして膝に負担の少ない運動療法をおこなうことです。

保田医師

この先生が執筆しました

保田 真吾 先生

膝の痛み専門 大阪梅田セルクリニック 院長。京都大学医学博士。

変形性膝関節症の症例を数多く経験。
「和顔愛語 先意承問」の精神で、丁寧な診察を心がけている。

膝の痛み専門 大阪梅田セルクリニック

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Contents
  1. 膝を温める
  2. 運動療法

膝を温める

腫れが落ち着いて来たら膝を温めるのが良いでしょう。膝を温めると血流がよくなり、膝痛の原因となっている物質が洗い流されて痛みが和らぐのです。

自宅でできるおすすめの膝の温め方

  • 入浴する
  • 湯たんぽ
  • 温湿布
  • レッグウォーマーを着用する
  • ひざ掛けを用いる

自宅で膝を温める方法でおすすめなのは、入浴したり、湯たんぽ、温湿布を用いることです。レッグウオーマーを着用したり、ひざ掛を用いるのも効果的です。変形性膝関節症の痛みは腫れが強くない時期は膝を温めて対処します。

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運動療法

膝の腫れと熱感が落ち着いたら運動療法を行いましょう。

OARSI(国際関節症学会)が定めている「変形性膝関節症ガイドライン」では運動療法の有効性を患者さんに説明することが勧められています。運動療法をしていけないのは、膝が腫れて熱をもっている場合です。また外傷の場合も運動療法をおこなってはいけません。運動療法は膝に負担をかけない方法がいいでしょう。ひざに痛みを感じる運動療法は控えましょう。

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幹細胞ですり減った軟骨を
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ひざの再生医療とは

これまで変形性関節症に対する治療法はリハビリや湿布、痛み止め、ヒアルロン酸注射などの対症療法か、そうでなければ人工関節などの手術と、選択肢が多くありませんでした。ひざの再生医療は、ご自身の幹細胞を培養して関節に注入することですり減った軟骨が修復される、膝の治療の新しい選択肢です。

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